当記事では、離乳食・幼児食におすすめのホットケーキミックスを紹介します。
ホットケーキミックスは、離乳食後期(生後9〜11ヶ月頃)から使うことができます。
市販のホットケーキミックスは、大人が食べることを想定して作られているものが多いので、離乳食に使う場合は赤ちゃんに適したものを選ぶ必要があります。
2度の離乳食を経験し、ホットケーキミックスが好きで20種類以上試してきた私が、離乳食・幼児食におすすめのミックスを紹介します。

選び方や、食べ比べた味の感想も合わせてご覧ください。
真っ先におすすめを知りたい方は以下のリンクからどうぞ。▼
離乳食のホットケーキミックスはいつから使っていい?
初期(5〜6ヶ月) | × | 与えない |
中期(7〜8ヶ月) | × | 与えない |
後期(9〜11ヶ月) | △ | おやつとして少量だけ |
完了期(1歳〜1歳半) | ◯ | 適量を食べやすい大きさで |
無塩・無糖(もしくは控えめ)のホットケーキミックスであれば、離乳食後期(9〜11ヶ月頃)から使用できます。
小麦粉で作られるものが多いですが、米粉を使ったグルテンフリーのホットケーキミックスもあります。
離乳食・幼児食用ホットケーキミックスの選び方
離乳食や幼児食で使う市販のホットケーキミックスは、赤ちゃんや子供に適したものを選ぶ必要があります。ポイントは以下の5つです。
砂糖・塩分不使用もしくは控えめである
砂糖の「甘味」は子供が特に美味しいと感じる味覚といわれています。
与えすぎてクセになってしまうことは避けたいですよね。
砂糖不使用、もしくは控えめなものを選びましょう。
また、赤ちゃんは体内の機能が未発達であるため、塩分の排出が上手にできません。
0歳のうちは塩分不使用のものを選んでください。

生地に潰したバナナを入れると自然な甘味がプラスできるよ
膨張剤にアルミニウムフリー表記がある

生地をふんわりさせるために添加される膨張剤は、アルミニウムフリーのものが望ましいです。
パッケージに「アルミニウムフリー」と大きく書いてあることが多いので見つけやすいです。
アルミニウムの害については厚生労働省が指摘しています。▼
アルミニウムを多く含む食品を 多く食べる一部の小児で許容量を超える可能性があり、また、国際的にもアルミニウムを含む食品添加物の基準の設定や見直しが進められています。
出典:厚生労働省
人体への影響については明らかにされていないものの、規定量を超えてまで食べる必要はないといえます。
原材料がシンプルである

ホットケーキミックスは最低限、以下の材料があれば作ることができます。
- 薄力粉…原材料の8〜9割を占める
- 膨張剤…ガスを発生させて生地を膨らませる
- 砂糖…甘味や綺麗な焼き色をつける
- 塩…少量加えることで甘さが引き立つ
市販のホットケーキミックスは、誰もが美味しく感じられるように、香料・乳化剤・保存料など余分なものが配合されることがあります。
赤ちゃんや子供が食べるのであれば、原材料がシンプルであるに越したことはありません。
「ホットケーキミックスの独特の香りが苦手…」という方は、香料の入っていないものがおすすめです。
ポストハーベスト(防虫や防カビなどの目的で散布する農薬)の危険がない、国産原材料の商品を選ぶとさらに安心といえます。
アレルゲン食材に注意する
ホットケーキミックスによく使われる食材として、小麦・卵白・脱脂粉乳があります。
原材料の表記は必ず確認し、アレルゲン食材に注意しましょう。
全粒粉・玄米・雑穀入りは避ける
市販のホットケーキミックスには、全粒粉・玄米・雑穀が入っている商品があります。
さっくりした食感や独特の風味があり、大人は美味しくいただけますが、消化器官が未発達な赤ちゃんのうちは避けておきたい食材です。
離乳食・幼児食向け市販のホットケーキミックスおすすめ5選
離乳食・幼児食で実際に使って良かったおすすめホットーケーキミックスを5つ紹介します。食べ比べた味の感想もどうぞご覧ください。
生後9ヶ月頃から「やさしい食卓 ほっとけーち」

「ほっとけーち」は、赤ちゃんと子供のために作られた、パパママに人気のホットケーキミックスです。
生後9ヶ月頃から使用できます。

【原材料】小麦粉(日本)、砂糖、食塩/膨張剤(アルミニウムフリー)
アルミフリーで国産にこだわったシンプルな原材料が使われています。
1パック100gと使い切りやすい量です。

出来上がったホットケーキは、厚みがあり、ふかふか。
素材そのものの味と香りが感じられ、食べ応えもあります。

スタンダードでくせのない王道ホットケーキ♪
パッケージがリニューアルされました!▼
米粉使用バージョンもあるよ▼
水だけでお手軽「和光堂 赤ちゃんのやさしいホットケーキミックス」

ベビーフードでおなじみ「和光堂のホットケーキミックス」です。
生後9ヶ月頃から使用できます。

【原材料】小麦粉(国内製造)、麦芽糖植物油脂(大豆を含む)、デキストリン、砂糖、でん粉、コーンシロップ、乾燥卵白、乾燥卵黄、脱脂粉乳/膨張剤、炭酸Ca、カゼインNa、乳化剤、ピロリン酸第二鉄
添加物は若干気になるものの、塩分不使用で、鉄・カルシウムが摂れる点はポイントが高いです。

味は淡白であっさりとしています。(大人は物足りない)
少量から、水で溶くだけで作れる手軽さが魅力です。

スーパーでも手に入ります
無糖でグルテンフリー「みたけ 砂糖不使用パンケーキミックス」

みたけの「砂糖不使用パンケーキミックス」は、小麦粉を使わないグルテンフリーのホットケーキミックスです。

【原材料】うるち米(国産)、大豆(北海道産・遺伝子組み換えでない)、食塩/ベーキングパウダー(アルミニウムフリー)
小麦不使用・砂糖不使用・アルミニウムフリーなので、離乳食後期から使えます。

米粉特有のもっちり感がくせになります。厚みもしっかり出ました。
甘味はありませんが、粉自体の香りが際立ち、そのままでもおいしいです。

冷めてもおいしいのでびっくりしました!
やさしい甘味の「みっちぇる&ごいし 田舎パンケーキミックス」

みっちぇる&ごいしの「田舎パンケーキミックス」は、楽天ショップで人気のホットケーキミックスです。
卵や牛乳を入れず、水だけでも美味しく仕上がるので離乳食におすすめ。

【原材料】北海道産小麦粉、甜菜糖、食塩/アルミフリー膨張剤
アルミニウムフリーで、北海道産小麦と甜菜糖(てんさいとう)が使用されています。

表面はかりっと、中はふっくら焼き上がりました。
甘さはごく控えめで、粉の風味がよく感じられます。

野菜を混ぜ込んだり、惣菜系アレンジもしやすいです。
パルシステムで30年愛される「産直小麦のホットケーキミックス」

我が家は、生協の宅配パルシステムの現役会員なので、幼児食になった現在は「産直小麦のホットケーキ」をよく注文します。

【原材料】小麦粉(北海道産)、砂糖、ぶどう糖、食塩/膨張剤(炭酸水素ナトリウム、リン酸二水素カルシウム、フマル酸、リン酸一水素カルシウム、炭酸カルシウム)、香料
アルミニウムフリーで北海道産小麦が使用されています。
膨張剤の欄が細かく記載してある商品は珍しいので、好印象でした。

大人と子供が一緒に食べられる200gの小分けパックはやっぱり使いやすい!
素材にこだわるパルシステムは、ホットケーキミックスだけでなく、離乳食も人気です。
パルシステムの離乳食については「パルシステムお試しセットの中身をレビュー」の記事をご覧ください。▼


離乳食は食材宅配サービスを利用すると負担が軽くなりますよ
離乳食向け食材宅配サービスについて知りたい方は「離乳食の食材宅配サービス比較ランキング」の記事をご覧ください。

ホットケーキミックスを使うメリット
ホットケーキミックスを離乳食で使うメリットは4つあります。
計量・粉ふるいの手間がいらない

手作りとは違い、計量や粉ふるいの手間がいらないので、調理や洗い物を時短できます。
誰でも美味しく作れるように、独自の配合で作られたホットケーキミックスは、いつでも・おいしく・同じ味が作れるという強みがあります。
冷凍ストックできる

焼いたホットケーキは、保存袋へ入れて冷凍保存することができます。
ストックしておけば、忙しい朝やおやつの時間にサッと出せるので重宝します。
手づかみ食べの練習や野菜克服に活用できる

赤ちゃんの発達を促す「手づかみ食べ」は、いざやってみると、掃除や洗濯が大変だったりするんですよね。
その点、ホットケーキなら
- 掴みやすい
- 汚れにくい
- 大きさの調整がしやすい
という点で手づかみ食べ練習にもってこいです!
苦手な野菜を混ぜ込むことで、野菜克服のきっかけになることもあります。

少しでも野菜が食べられたという経験が自信につながるといいな〜
大人と一緒に作って食べられるから嬉しい

離乳食を全く食べてくれない時期でも、大人と同じ料理なら、つられて食べてくれることがあります。
食べることへポジティブな気持ちが育ってくれたら万々歳です。
ホットケーキの調理工程はシンプルなので、親子で初めての料理も楽しむこともできますよ。
赤ちゃんと子供にやさしいホットケーキミックスを選ぼう
離乳食・幼児食におすすめのホットケーキミックスを紹介しました。
ホットケーキミックスを選ぶポイントは以下の5つでした。
- 砂糖・塩分不使用(もしくは控えめ)
- アルミニウムフリー
- 原材料がシンプル
- アレルゲン食材に注意する
- 全粒粉・玄米・雑穀不使用
ホットケーキミックスは、各社それぞれ、味や食感が異なるので、食べ比べが楽しいです♪
お子さんにぴったりのホットケーキミックスを見つけてみてくださいね。