当記事では、離乳食・幼児食におすすめの市販の食パンを紹介します。
食パンは、離乳食初期から使える主食で、パン粥やつかみ食べでも重宝します。
できることなら赤ちゃんや子供にとって、やさしい食パンを選びたいですよね。
2度の離乳食を経験し、10種類以上の市販の食パンを試してきた私が、離乳食・幼児食に適した食パンをランキング形式で紹介します。

市販の食パンの選び方も合わせてご覧ください。
真っ先におすすめ食パンを知りたい方は以下のボタンからどうぞ。▼
離乳食の食パンはいつから使っていい?
初期 (5〜6ヶ月) | ◯ | みみを取り除き、4〜5倍のお湯で煮てすりつぶす。 |
中期 (7〜8ヶ月) | ◯ | みみを取り除き、4〜5倍のお湯で煮る。 |
後期 (9〜11ヶ月) | ◯ | みみの部分は取り除き、2倍の水で煮る。手づかみ用に1口サイズにしても良い。 |
完了期 (1歳〜1歳半) | ◯ | みみの部分は取り除き、手づかみしやすい大きさに。 |
離乳食では、食パンの「みみ」部分を取り除きます。
小麦を含む食材なので、初めて与える場合は、1口から様子を見ながら食べさせます。
つかみ食べを取り入れることで、赤ちゃんが自分で食べる楽しさを感じてくれるかもしれません。

食べやすい大きさ・柔らかさに調理することが1番のポイントです
- 太田百合子(監)「最新!はじめての離乳食新百科」とじこみ・食材一覧表(ベネッセコーポレーション,2020)
- 和光堂「離乳食の食材チェックリスト」
離乳食で市販の食パンを選ぶポイントは?

食パンは様々なメーカーやパン屋さんで販売されていますが、離乳食で使う場合は、離乳食に適したものを選ぶ必要があります。ポイントは以下の4つです。
- 原材料がシンプルである
- 国産小麦が使われている
- 高級食パンなどリッチな食パンは避ける
- 蜂蜜が使われていない
原材料がシンプルである
スーパーやコンビニに並ぶパンの多くは、生産の効率化・日持ちをさせるために、イーストフードや乳化剤などの添加物が使用されます。
トランス脂肪酸が含まれるマーガリンやショートニングを使用するパンも多いです。
大人向けに作られた食パンを離乳食で使用する場合は、なるべく材料がシンプルなものを選びます。
- イーストフード不使用
- 乳化剤不使用
- トランス脂肪酸0
上記の条件が当てはまる食パンを選ぶと安心です。

メーカーさんごとに安全性を高める企業努力はされているため、神経質になりすぎる必要はありません。パパママが安心できるものを選べばOKです!
国産小麦が使われている
食パンのメイン食材である小麦は、ポストハーベスト(防虫や防カビなどの目的で散布する農薬)の危険がない、国産原材料のものが安心です。
国産小麦を使用した食パンは、風味が豊かで甘みがあり、食感はもっちりしています。小さいお子さんにも好まれやすいです。
高級食パンなどリッチな食パンは避ける
高級食パンは、やわらかく甘い食パンを作るために、バター・砂糖・卵がふんだんに使用されるものがあります。
リッチな食材を使うと、その分だけ塩分・脂質・砂糖の割合も高くなるため、消化器官が未発達な赤ちゃんのうちは避けておきたいものです。
蜂蜜が使われていない
食パンの中には、蜂蜜が使用されるものもあります。
蜂蜜は「乳児ボツリヌス症」予防のために1歳未満の子どもに与えてはいけません。
パッケージ裏の原材料表示をよく確認する必要があります。
離乳食の食パンおすすめランキングTOP6
離乳食・幼児食で実際に食べておいしかった、食パンを6つ紹介します。
当ランキングは…
- 味の美味しさ
- 赤ちゃんにとっての安全性
- 購入のしやすさ
- 価格・コスパ
上記を加味して総合的なランキングを決定しました。食べ比べた味の感想もぜひご覧ください。
【1位】pasco「超熟」

- 国産小麦粉13%使用でもっちりしっとり食感
- イーストフード・乳化剤不使用
- トランス脂肪酸0g
- 公式サイトの離乳食レシピが充実している
pascoの「超熟」は、離乳食で選ばれている人気の食パンです。
もっちり、しっとりとした食感が特徴で、パン粥にしてもさっと溶けるので潰しやすいです。
pasco公式サイトの離乳食レシピが充実しており、離乳食に力を入れていることがわかります。

【原材料】小麦粉(国内製造)、砂糖、バター入りマーガリン、パン酵母、食塩、米粉、醸造酢、(一部に小麦・乳成分含む)
パッケージに大きく書かれていませんが、栄養成分表を見ると、トランス脂肪酸0gです。
やわらかく、クセのない食パンは、赤ちゃんから大人まで美味しくいただけます。
価格は160円ほど。

色々な食パンを食べても、なんだかんだ戻ってしまうスタンダードなおいしさがあります♪
【2位】pasco「超熟国産小麦」

- 小麦とバターの香りがしっかり感じられる
- 国産小麦100%使用
- イーストフード・乳化剤不使用
- 油脂はバターのみ(トランス脂肪酸0g)
普通の超熟より少しレアなのが、「超熟国産小麦」です。
バターの香りが良く、甘みがあり、食感はもっちりしています。
国産小麦(ゆめちから)が100%使われているので、離乳食に適しています。

【原材料】小麦粉(国内製造)、砂糖、バター、パン酵母、米粉、発酵種、食塩、醸造酢、(一部に小麦・乳成分含む)
イーストフード・乳化剤不使用で、栄養成分表を見るとトランス脂肪酸0gであることがわかります。
国産小麦とバターが使われているので、超熟より100円ほどお高めです。
【3位】フジパン「本仕込」

- 日本人好みの食パン
- イーストフード・乳化剤不使用
- トランス脂肪酸0g
- パンくずが出にくい
フジパン派のご家庭であれば「本仕込」がおすすめ。
日本人の口に合うように設計された、やわらかさと甘味のバランスが優れた食パンです。
ほんのり甘いので、何もつけなくてもおいしくいただけます。

【原材料】小麦粉(国内製造)、砂糖、バター入りマーガリン、脱脂粉乳、食塩、食用油脂、パン酵母、醸造酢加工品/ビタミンC、(一部に乳成分・小麦を含む)
本仕込はトランス脂肪酸0gのシリーズで、乳化剤・イーストフードも不使用です。
手づかみ食べをしても、パンくずがこぼれにくく、お掃除が楽な点が嬉しいです。
価格は140円ほど。比較的どのスーパーでも見かけます。
【4位】トップバリュグリーンアイ「パン・ド・ミ山型」

- オリーブオイルでカリッとふわっと仕上げ
- イーストフード・乳化剤不使用
- トランス脂肪酸0g
- クセがなくアレンジしやすい
トップバリュのグリーンアイは、添加物・原材料に配慮されたシリーズです。
その中でも人気なのが「パン・ド・ミ」です。
オリーブオイルが入っているので、そのままだとしっとり、焼くとサクッと軽い食感になります。

【原材料】小麦粉(国内製造)、砂糖、オリーブ油、食塩、パン酵母、発酵風味量(小麦・乳成分を含む)、小麦たん白
さっぱりとクセがないので、離乳食やサンドイッチでも使いやすいです。
価格は130円ほど。イオン系列のスーパーで手に入ります。
【5位】セブンイレブン「国産小麦の金の食パン」

- 国産小麦使用
- イーストフード・乳化剤不使用
- トランス脂肪酸0g
- 2020マザーズセレクション大賞受賞
セブンイレブンの「国産小麦の金の食パン」は、子育て中のママさんに選ばれている人気商品です。
2枚切り・4枚切りのみの展開で、厚みがあるため、耳を切り取ってもふかふか食べ応えがあります。

【原材料】小麦粉(国内製造)、砂糖、クリーム(乳製品)、バター、発酵種、パン酵母、脱脂粉乳、食塩、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む)
なめらかな口溶けの良さが特徴で、こっくりとした甘みも感じます。
高級食パンに近いリッチな食材が使われているので、離乳食では食べ過ぎないよう注意が必要です。
価格は2枚切り170円ほど。セブンイレブンや系列のスーパーで手に入ります。
【6位】パルシステム「こだわり酵母食パン」

- もちもち食感の天然酵母パン
- イーストフード・乳化剤不使用
- 国産の花見糖や天然塩などシンプルな原材料
- 噛めば噛むほど美味しい
我が家は、生協の宅配パルシステムを利用しているので「こだわり酵母食パン」をよく注文します。
食感はもちもち系で、ずっしりと食べ応えがあり、噛めば噛むほど美味しいです。
パルシステム公式サイトには月齢ごとのレシピがあり、離乳食に力を入れていることがわかります。

【原材料】小麦粉(国内製造)、酵母、砂糖、食塩
原材料が非常にシンプルで、油脂・卵も不使用なので、離乳食に向いています。
価格は203円ほど。パルシステムに加入すると購入できます。
パルシステムの離乳食については「パルシステムお試しセットの中身をレビュー」の記事をご覧ください。


離乳食は食材宅配サービスを利用すると負担が軽くなりますよ
離乳食向け食材宅配サービスについて知りたい方は「離乳食の食材宅配サービス比較ランキング」の記事をご覧ください。

赤ちゃんの離乳食や幼児食に適した食パンを選ぼう
離乳食・幼児食におすすめの市販の食パンを紹介しました。
ごはんを炊き忘れた日や忙しい朝は、ささっと準備できる食パンが便利ですよね。
市販の食パンは各メーカーごとに個性があり、味や食感も異なります。
お子さんにぴったりの食パンを見つけてみてくださいね。